

ミニコラム
成犬の時期に注意する病気やトラブル
成犬の時期に注意する病気やけがなどのトラブルを紹介していきます。
愛犬との生活に慣れてきたからこその油断によるトラブルや間違ったお世話や習慣、しつけなどによるトラブル、お散歩や外出先でのケガや成犬になって環境や体調の変化による病気などがみられます。
肥満症
犬のおやつをあげすぎたり、人が食べている物をつい与えてしまったり、食べ物の与えすぎで肥満症になりやすくなります。肥満症になると運動が大変になるだけでなく、糖尿病や関節炎などの病気になるリスクが高くなります。犬に与える物は量を管理する習慣を身につけましょう。
歯周病
歯磨きが不十分な犬や、口が小さく歯垢や歯たまりやすい小型犬は、歯がぐらついてきたり口臭が出てきたりして、最終的には歯周病になってしまうケースがあります。歯周病になると歯茎に炎症が起こったり、歯周組織が溶けてきたりして通院する必要が出てきます。
丸のみによる窒息
興奮して大きな食べ物を咀嚼せずに飲み込んだり、遊びに夢中になるあまりおもちゃをそのまま飲み込んでしまったりして窒息するケースがあります。窒息するともちろん命にかかわるため、安全なサイズの物を与えたる、常に監視して十分に注意をするようにしましょう。
フィラリア症
蚊によって媒介さ、心臓に寄生する病気です。暖かくなってくる季節から秋口まで気を付けなければいけない病気です。毎月のフィラリヤ予防薬を定期的に与えて予防するようにしましょう。
食物アレルギー
成長に伴う体質の変化や、もともと持っていたアレルギーが初めて食べた物によって出てしまい発症します。免疫が過剰に反応して目や口のまわりに赤みや痒みが出たり、全身に発疹や痒みが現れます。食物アレルギー検査や血液検査をしてあらかじめ把握しておくことが必要です。
子犬の時期に注意する病気やトラブル
子犬の時期に注意する病気やけがなどのトラブルを紹介していきます。
子犬の時期は体が発達途中なのでまだまだ未熟です。経験も少なくしつけもしっかりと身につけていない為、特に飼い主の注意が必要な時期です。
感染症
子犬の時期は免疫力が未熟なので感染症にかかりやすい傾向があります。重症化すると命にかかわることもあり注意が必要です。ケンネルコフ、ジステンパー、パルボなどがあり、感染経路としては感染した犬との接触や汚染された場所での散歩やお出かけなどでも感染します。またワンクチン摂取が終わるまでは外出を控えることも重要です。
寄生虫症
子犬を迎える前の時点でかかっている場合もあり、迎えてすぐに症状が出ることもあります。回虫、コクシジウム、ジアルジアなどがあり、子犬をお迎えしたら病院などでの検査をしておくと安心です。
前足の骨折
子犬の中でも特に小型犬に起こりやすいトラブルです。小型犬の前足にある橈骨(とうこつ)、尺骨(しゃくこつ)はそれぞれ爪楊枝1本程度の太さしかない為、成長途中の時期にはおれやすい傾向があります。滑りやすい床での運動や、高い場所からの飛びおりなど特に注意が必要です。
誤飲誤食
子犬の時期は歯の生え変わりによる違和感や痒みがありいろんな物をかじる傾向があります。また好奇心も非常に旺盛な為誤飲や誤食をしやすい時期です。薬による排出だけでなく小さな体に大きな負担を与える開腹手術になる場合もあるので、誤飲誤食をさせない環境作りを徹底しましょう。
イベントでのマナー
ペットイベントへ参加するにあたって守るべきマナーをご紹介します。
参加するイベントのルール事項、参加要項に必ず目を通し必ず守るようにする。
リードを必ず着用し離さないようにしましょう。また一般的なルールとして伸びるリードやロングリードは違反です。必ず短いリードを着用するようにしましょう。万が一の逃走や迷子に備えて観察や迷子札などを着用しておくことも効果的です。
狂犬病・混合ワクチンなどの予防接種を受けて、ペット同士で感染症をうつさないように備えたうえで参加しましょう。
噛み癖がある犬は神着事故やトラブルを防止するために必ずマズルガードを着用しましょう。また吠え癖、噛み癖がある犬は参加を見送る事も大事です。
オシッコ、ウンチなどの排泄は事前に済ませておくようにしましょう。また、ペットシートを持参し万が一の場合はペットシートの上でさせるようにしましょう。会場が屋内の場合、マーキング癖がある犬はマナーベルトなどをするようにして下さい。
ウンチやゴミは必ず持ち帰るようにしましょう。会場によっては専用のゴミ箱を設置している場合もありますが、基本的にウンチなどは各自が持ち帰ります。イベント会場になっている施設や公園などのゴミ箱に捨てることも遠慮しましょう。
メスはヒート中(発情期)、もしくはその前後の参加は控えるようにしましょう。オス同士のトラブルを招く可能性があります。
必ず犬の横いて目を離さないようにしましょう。飼い主同士がおしゃべりに夢中になるあまり、犬から目を離す様子を多く目にします。常に犬に意識を持つようにして下さい。
イベント会場ではルール、マナーを守り、参加者全員と参加した全ての犬が安全で安心できる環境づくりを心掛け、楽しい時間を過ごせるようにしましょう。
子犬を迎える準備
子犬を迎えるにあたって、準備や心構えなどを紹介いたします。
子犬を迎える前の準備
子犬はとても好奇心が強いので、家の中が安全で安心であるかどうかを確認しましょう。
危険な物を排除
食べたり飲み込んでは危険な物を置かないようにしましょう。子犬の頃は何でも口に入れますので、特に床面や背の届く範囲の危険物を取り除くようにしましょう。また、電気コードなども噛みたい衝動から絡まってしまったり、感電する危険もあります。ケーブル タイやケーブル カバー、またはシールド プラグ ソケットを使用してコードを隠しましょう。
必要な物の準備
子犬が生活するための準備をしましょう。ゲージ、ベッドなど寝起きするグッズ、排泄に必要なトイレやペットシーツ、衛生的にすごすための衛星スプレー、ウェットシート(ともに無香料・無害なもの)、飲食に必要なフードボウルや吸水ボトル・給水機、子犬用のペットフードなど、必要なものを買いすすめましょう。
動物病院を探しておく
健康診断や急な体調の変化など、すぐに対応ができるよう動物病院を探しておくようにしましょう。すぐに行ける場所なのか、自分の生活スタイルにあった診療時間なのか、色々な想定をして考えましょう。ペットを飼っているお友達やご近所の方に評判の良い動物病院を聞くのも良いでしょう
子犬を迎える前の心構え
子犬を迎えて飼うという事はその犬の面倒を一生見るという事です。毎日の食事や散歩、排泄のお世話やしつけ、病気になった場合の看護や介護などそのすべてを飼い主が背負うということになります。可愛いからというだけで飼い始めると、犬も飼い主も辛い思いをし、お互いの為になりません。愛犬と一緒に暮らす毎日はとても素敵なものですが、楽しい事だけではなく大変な事や面倒な事もある事を十分に理解したうえで子犬を迎え入れるかどうかを判断しましょう。
犬にとって危険な物 お散歩編
毎日のお散歩中にも犬にとって危険な物が多くあります。
お散歩中に注意する必要がある物を紹介します。(あくまで一例です。)
植物
スイセン、アマリリス、アサガオ、ヒヤシンス、あじさい、すずらん、ツツジ、彼岸花、月桂樹、サボテン、ポインセチアなど
除草剤
パラコートという薬品で、公園や畑、あぜ道などに撒かれていることがあります。
タバコの吸い殻
ニコチン、タールが含まれています。道や公園どこにでも捨てられていますので注意が必要です。
殺虫剤や殺鼠剤
ホウ酸塩、ワルファリンなどの薬品です。ゴキブリ・アリ・ハエなどの駆除剤やねずみの駆除剤として使われます。
猫
猫を見て近ずくと攻撃される場合があります。特に目の付近を引っ掻いてくることが多いので距離を取るようにしましょう。

