

ミニコラム
犬の特長 ボストンテリア
首クールを愛用してくれている犬種をご紹介します。
第4回はボストンテリアです。
性格
明るく穏やかで朗らかな性格をしていて無駄吠えも少ない犬種です。一方で少々繊細な一面もありストレスを溜めやすい傾向があります。とても賢く学習能力も高いのでしつけがしやすいといえます。また、寂しがりやで強情な側面もあり、嫉妬して攻撃的な態度を見せる子もいます。
飼育の注意点
運動は大好きなので毎日のお散歩をしてあげるようにしましょう。顔にしわがありますので普段見えない部分なども、定期的にしわをめくって汚れや炎症ができていないかチェックしましょう。またとても暑さに弱いので、夏場のお散歩は日中の暑い時間避けましょう。
かかりやすい病気
アレルギー皮膚炎
体に入ってきた異物に対して、体の免疫機能が過剰に働いてしまうことで、皮膚に炎症が起こる病気です。
白内障
目が大きく飛び出しているので、目のトラブルも起こしやすいです。白内障は目の中の水晶体が白く濁り、視力が落ちてしまう病気です。加齢に伴って起こることが多いですが、遺伝や他の病気が原因で若い子に起こる場合もあります。目が白く見えたり、ものにぶつかるようになるなどの症状がみられます。
短頭種気道症候群
鼻の短い短頭種になりますので、呼吸困難を引き起こすようないくつかの病気が重なって起こる病気です。いびきが酷くなったり、口をあけてハアハア呼吸をするようになったり、嚥下障害や嘔吐などの症状が出ることもあります。暑さや肥満で悪化することがあります。
犬が顔を舐めるのはなぜ?
愛犬が顔を舐めてくるのはなぜなんでしょう。
愛情表現?その他にも理由があるの?いろいろと探っていきたいと思います。
愛情表現
犬が飼い主の顔を舐めてくるのは基本的には愛情表現や信頼の証です。この行動は飼い主と愛犬との絆を深めるために重要なコミュニケーションと考えられています。愛犬が顔を舐めるということは飼い主に対する愛情・信頼を示しています。
ご飯が欲しい
ご飯が欲しいというサインを示していることがあります。食欲旺盛な犬は、飼い主の顔を舐めることで自分に注意を向けさせ、ご飯をねだることがあります。
遊んで欲しい
遊ぶ気分であることを示すこともあります。飼い主の顔を舐めることで注意を引き、遊びたいという意思を伝えている場合があります。
不安の解消
飼い主の顔を舐めることでその不安を和らげようとする行動に出ることがあります。愛犬が顔舐めることで心地よさを感じ、ストレスや不安を解消しようとしている場合があります。
犬が顔を舐める行動には、上下関係や敬意の表現が含まれることがあります。もともと犬は群れで生活する動物であり、顔を舐めることで自分が下位であることを示して、上位の存在に敬意を表す行動をとります。これはと同じ行動を飼い主に対しても行うこともあり、飼い主を尊重し、信頼していることの証でもあるのです。
犬の特長 コーギー
首クールを愛用してくれている犬種をご紹介します。
第3回はコーギーです。
性格
とても元気で明るい性格ですが、知らない人や犬に吠える事も多く慎重な面もあります。
飼育の注意点
足短で地面との距離が近いので、汚れや熱中症には要注意です。お散歩の汚れだけでなくオシッコの汚れなど、つねに清潔にしてあげるようにしましょう。暑い日の散歩は極力避け、暑さ対策は必ず行いましょう。また腰が弱い犬種ですので、なるべくジャンプや階段の昇り降りをさせないようにし、腰に負担がかからないようにあまり太らせないことも大切です。警戒心が強い個体も多いので、多くの人や犬に会わせて社会性を育てるようにしましょう。
かかりやすい病気
椎間板ヘルニア
背骨同士をつなぐ椎間板が、何らかの原因によって正常の位置から飛び出してしまい、背骨の中にある脊髄を圧迫する病気です。初期の症状は痛みやふらつき、うまく歩けないという症状がみられます。抱っこしたときにキャン!と痛がる場合は注意が必要です。また腰を丸めて歩いたり、お腹が張っているなどの症状も見られます。症状が進行するにつれて、うまく歩けなくなり、足を全く動かせない症状へと悪化していき、最終的には力を入れることができないため、トイレで排泄ができず、漏らしてしまうといった症状がみられます。
変性脊髄症
痛みを伴わず、ゆっくりと進行する脊髄の病気です。初期は足先の感覚異常がみられ、症状が悪化してくると足の甲を地面に擦って歩くようになります。また腰が安定せず左右にフラフラしたり、足がもつれてしまうようになります。さらに症状が進行すると、後ろ足の動きが鈍くなり、筋肉量も落ちることから、下半身を支えることができなくなり、立ち上がることが困難になります。後ろ足の麻痺から始まり、数年かけて徐々に前足、呼吸器の麻痺へと進行していく恐ろしい病気です。
股関節形成不全
股関節が発育の段階で形態的な異常を起こし、様々な症状を引き起こす病気です。生後 4 -12ヶ月ごろに確認されることが多いといわれていますが、2-3歳になってから症状が現れる場合もあります。横座りをする、腰を振るように歩く、立ち上がるのに時間がかかる、足を突っ張るように歩く、などの症状がみられます。
犬種の特長 パグ
首クールを愛用してくれている犬種をご紹介します。
第2回はパグです。
性格
人や犬に対して社交的で明るく、優しい性格で飼い主には忠実でとても飼いやすい性格です。
飼育の注意点
顔に特徴的なシワがありますので定期的に清潔にしておかないと皮膚炎になりやすいです。めくらないと見えない程深いシワもありますので、しっかりチャックして見落とさないようにして下さい。社交的で好奇心旺盛ですので、他の犬や飼い主との触れ合いや、日々のお散歩や運動もとても喜びます。鼻の短い短頭首ですので、体温調節は苦手で暑い日は呼吸の状態を確認し、呼吸が荒いようであればお散歩を中止したり、室内であれば空調を調節するようにして下さい。
かかりやすい病気
皮膚病
マラセチア皮膚炎になることが多く、皮膚に炎症やべたつきがみられたり、フケが発生したり、酸っぱく油っぽい独特な異臭を放つことがあります。かゆみが強いのが特徴で、しきりに掻きむしってしまうために、感染部位は赤くただれ、脱毛してしまうことがあります。また、垂れ耳の犬種になりますので、この症状が耳道に出る細菌性外耳炎になる事も多くあります。
股関節形成不全
骨の変形や関節の緩みなど形態的な異常が起き、骨盤の骨と後肢の骨が正常に噛み合わなくなることで様々な症状を引き起こす病気です。腰を振って歩いたり、後ろ肢の動きが不自由そうに見えたり、フラフラと不自然な歩きかたをする、散歩の途中で座り込むようになり以前ほど散歩を喜ばなくなったり長距離を歩けなくなったりします。
壊死性骨髄脳炎(パグ脳炎)
原因不明の免疫介在性脳炎でパグに多く発症が報告される事から通称パグ脳炎とも言われる病気です。視覚障害やけいれん発作などのさまざまな神経症状を引き起こし命にかかわる恐ろしい病気です。
犬種の特徴 フレンチブルドッグ
首クールを愛用してくれている犬種をご紹介します。
第1回はフレンチブルドッグです。
性格
人懐っこくて甘えん坊。とても愛情深くてフレンドリー。飼い主以外の人や他の犬ともすぐに仲良くできます。基本的には穏やかですが、テリアの血が入っているので好奇心旺盛で活発な一面もあります。個体によっては興奮すると我を失って吠えたりかんだりする場合があるので注意学習能力は割と高い犬種ですので甘やかすだけではなく、ワガママな性格にならないようしっかりしつけをしましょう。
飼育の注意点
顔にある特徴的なシワは汚れがたまってしまうのでケアが必要です。綿棒などを使って清潔にするよう心掛けて下さい。また皮膚がデリケートで弱い個体が多いので、定期的なシャンプーや適度なブラッシングをしてお手入れをしてあげましょう。暑さや寒さに弱い犬種ですので、室内で飼い温度管理を行って下さい。特に暑さに弱いので、夏の暑い日のお散歩などは暑さ対策を必ずするようにして下さい。運動量はそれほど必要ではないので、短いお散歩で十分ですが、食欲旺盛で太りやすい傾向がありますので、運動と食事のバランスを考えましょう。
かかりやすい病気
皮膚病
皮膚が敏感で弱い個体が多い犬種になりますので、顔のシワや被毛が清潔にされていないことで、皮膚病にかかりやすくなってしまいます。皮膚病になると炎症が起こりかゆみや脱毛などの症状が現れます。体や手足を舐める、咬む、床などに体や頭をこすりつけるしぐさが頻繁にみられる場合はすぐに診察を受けましょう。
外耳炎
垂れ耳の犬種がなりやすい病気ですが、大きな耳を持つフレンチブルドッグも注意が必要です。皮脂腺が大きく皮脂が出やすい犬種ですので、その皮脂が原因で外耳炎を発症することがあります。臭いのするベトベトとした耳垢がたまると、かゆみや痛みを伴ってくるので足で引っ掻く様子がみられるようになります。
眼疾患
短頭種で目が大きく眼球が前に出ているので目にキズが付きやすく、目のケガや病気になりやすい傾向があります。その中で比較的結膜炎になる個体が多くみられます。

